はじまりは2億数千万年前…
そしておよそ8万5千年前に起こった、熊本県の阿蘇山の大噴火によってこの鍾乳洞はすっかり水に埋もれてしまったのです。 その後長い時間がたち、 江戸時代には鍾乳洞の存在だけは知られていましたが、誰も見ることはありませんでした。 そして発見されたのは、現代のこと。ある日白山川で遊んでいた子どもたちが水のなかに“穴”を見つけたのが、なんと鍾乳洞の入り口だったのです。1976 年には潜水探検隊のダイバーによる潜水調査が始まり、日本でも一番長い約1,000 メートルの水中鍾乳洞が確認されました。 今でも調査は続き、2014年2月に行った潜水調査では新たに約300メートルの鍾乳洞が発見されています